顎関節症のため、スプリント治療を勧められましたが、効果あるんですか?
こんにちは!アラサー大学生のルイです。
今回はこういった疑問に答えたいと思います。
この記事の対象者
- 顎関節症でスプリント治療を受けようと思っている方
この記事の内容
- スプリント治療(療法)の体験談および施術後の感想を伝える
この記事を書いている人
- 半年間、顎関節症を改善するためにスプリント治療をしたアラサー大学生
スプリント療法ってなに?
始めにスプリント療法について簡単に説明しておきますね。
スプリント治療(療法)はマウスピースを用いて、顎の位置を正しい位置に誘導するというものです。
顎関節症の症状を軽減、治療するために用いられる治療方法で、就寝時にマウスピースを装着します。
僕が使ったのは透明でかなりごつめのマウスピースでしたね。
一日の装着時間は睡眠時だけだったので、7~8時間だったと思います。
マウスピースを装着すると口が開いた状態になりますし、しかも長時間なのでかなり顎が疲れた記憶があります。
僕の場合は半年間は装着して治療しました。
スプリント治療で悪化した
結論からいうと、スプリント治療で悪化しました。
顎関節症の症状はそこまで変わりませんでしたが、見た目が大きく変わってしまったのです。
スプリント治療前は顔右側は通常、顔左側が歪んで顔が大きいような状態でした。
※写真でみたときは、左側が小顔で、右側が大きいという状態
僕はそんな左側の顔が嫌でコンプレックスでした。
人と並列して座るときは必ず自分が左側に座って、相手に自分の右側の顔が見られるよう徹底していたくらいです。
それくらい左側の歪みに過敏で気にしていました。
逆に右側の顔は大好きで、
「おー!右側だけみたらなかなかイケメンじゃ~ん♪」
とお風呂で歌いながら、調子に乗っていたくらいです(笑)
少し余談が過ぎましたが、それくらいコンプレックスを持っていて、
「左側も右側のような顔にしたい!」という気持ちが強かったのです。
ちなみに、スプリント治療前の顎関節症の症状は音が出るのと歪みがあったくらいで、痛みは特になかったです。
そして、歪みの原因は顎関節症であることはわかっていたので、思い切ってスプリント治療に踏み切ったというわけです。
しかし、スプリント治療は僕的に失敗。
理想とは裏腹に見た目がさらに悪化してしまったのです。
スプリント治療後は顔右側が歪んでいる左側に合わせるかのようになり、右側まで顎が歪んでしゃくれてしまうという悲惨な結果になりました。
治療前と比べて見た目が明らかに変わってしまったこと、
右側まで口を開けたときに少し音が出るようになってしまったことから、
スプリント治療によって悪化したことは明らかでした。
スプリント治療に左右の対称性の効果は期待できる
スプリント治療によって改善されたことが一つだけあります。
それは、”左右の顔のバランスが対称”になったことです。
つまり、スプリント治療は、”顎関節の左右バランスを整える”という意味では効果を発揮したと解釈できます。
どうせなら、気にいってた右側の顔を基準に左右を対称にしろや!
これ本当に、切実に思うのです。
「なんで左の顔に合わせるようにシンメトリー(左右対称)になるねん!!」って。
本当に悔やみきれません。
スプリント治療は顎関節のバランスを整える役割を果たしてくれたのですが、そのせいで歪んでいない側が歪まされたのですよ。
人というのはシンメトリー(左右対称)なものに魅力を感じやすいとも言われていますからね。
てなわけで、自分でもわかるくらい顔のバランスは良くなりましたから、そういう意味ではポジティブに捉えられないこともないですね。
以前は「右顔小さっ!左顔でかっ!」って感じでしたが、
スプリント治療後は「右顔きもっ!左顔相変わらずキモっ!」ってな感じに左右の顔への評価も均等になったので(笑)
そんなこんなでシンメトリー(左右対称)を手に入れたと思って、スプリント治療のことは普段思い出さないように生きています。
「なによりも左右の対称性が欲しい!」と思っている方にはスプリント治療は良いと思いますよ。
スプリント治療をきっかけに、ニキビが増えた!
スプリント治療で悪化してしまったことについて、ネタっぽく自虐的に書いたりしましたが、スプリント治療は僕にとって本当に不幸の始まりでした。
スプリント治療がきっかけで肌荒れが始まり、顔中ニキビだらけになったのです。
おそらく顎関節の位置の変化でホルモンバランスなどが不安定になったのだと思います。
そして、スプリント治療失敗によるストレスでさらに拍車がかかり、治療終了後もみるみる顔がニキビでひどくなっていきました。
その後は心身ともに不健康な状態になっていき、思い出したくもないような日々を過ごしました。
つまり、僕にとってスプリント治療は負の連鎖の原点でもあったのです。
結果的にスプリント治療で得たものは、”変形した顔”と”ニキビだらけの顔”だったのです。
これは僕の体験上のこととはいえ、生理的なメカニズムを考えると不思議なことではないのです。
スプリント治療を受けられる方は肝に銘じておきましょう。
顎関節症は治ったの?
スプリント治療を終えて4年以上経ち、今は治療後に比べると症状はマシになっています。
症状というのはクリック音のことです。
治療後は右側の音が鳴るようになってしまったと書きましたが、治療の2年くらいあとに右は音が鳴らなくなりました!
スプリント治療が終わって顎関節の位置が元に戻っていったのか、日頃試みたマッサージに効果があったのかはわかりませんが、とにかく右から鳴っていたクリック音が聞こえなくなりました。
しかし、見た目に関しては治療後のままです。
右側の顔が以前のように元に戻ることはなく、スプリント治療により悪化したままの容貌で日々を過ごしています。
いろいろと顎関節症を軽減するために試みてきましたが、治る気配はないですね。
なんか考えすぎて疲れちゃったのでもうあきらめました。
顎関節症って本当につらいですよね。
笑うのもつらいですし、話しづらいですし、生活していく上でかなりハンデが大きい症状だと思っています。
もっと顎関節症に関する画期的な治療法が見つかることを祈っています。
最後に
いかがでしたか?
顎関節症に苦しんでいるあなたなら、この記事で出た苦悩やつらさをきっとわかっていただけるんではないかと思います。
その苦痛から逃れるためにスプリント治療に踏み切ったわけですが、悪化してしまうという残念な結果になってしまいました。
正直、僕はスプリント治療をしたことを後悔しています。
ぜひ、スプリント治療の1つの体験談として、参考にしてくださいね!
最後まで読んでいただきありがとうございました☆
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