歯列矯正と顎関節症治療はどっちを先にするべきかな?
こんにちは!アラサー大学生のルイです。
今回はこういった疑問に答えたいと思います。
この記事の対象者
- 顎関節症と歯列矯正のどっちを先にするべきか迷っている人
この記事の内容
- 顎関節症と歯列矯正の優先順位を理由つきで紹介
この記事を書いている人
- 歯列矯正を4年間した後に半年間顎関節症の治療をした人
歯列矯正と顎関節症の治療の時系列
混乱するといけないので、最初に僕の歯列矯正や顎関節治療に関してを時系列でまとめておきます。
- 2011年4月歯列矯正開始
- 2011年秋親知らず4本抜歯
- 2015年3月歯列矯正終了
- 2015年4月顎関節症治療開始
- 2015年9月顎関節症治療終了
- 2011/4~2015/3(18歳∼22歳):歯列矯正
- 2011/秋(19歳):親知らず抜歯
- 2015/4~9(22歳∼23歳):顎関節症治療(スプリント療法)
歯列矯正よりも顎関節症の治療を優先しましょう
結論からいいます。
必ず、歯列矯正よりも顎関節症の治療を優先してください。
※この記事では、顎関節症の治療=スプリント療法としています。
なぜなら、顎の位置を正しい位置に戻してからでないと、歯列矯正の意味がなくなってしまうからです。
歯列矯正では、歯並びはもちろん、歯の噛み合わせを決定していきますよね。
もし、顎関節症のまま、すなわち顎の位置がズレたまま歯列矯正をしてしまうと”ズレた顎に対して歯並び(噛み合わせ)が決定してしまう”ことになるのです。
「歯列矯正のあとで、顎関節治療したらダメなの?」
と疑問に思う方もいるかもしれません。
気持ちはわかります。
でも、歯列矯正のあとで顎関節治療をすることは絶対にやめてください。
僕は歯列矯正を先にしましたが、本当に後悔しています。
歯列矯正をしたあとに顎関節治療をした場合、顎関節の移動によって、せっかく決定した噛み合わせがまたズレてしまうリスクがあります。
そうなってくると、また顎の歪みを作ってしまう原因にもなります。
そして何より歯列矯正をした意味(せっかく噛み合わせを決定した意味)がなくなりますよね。
繰り返しになりますが、必ず、歯列矯正よりも顎関節症の治療を優先してくださいね。
噛み合わせを治せば顎関節症も治るんじゃないの?
「噛み合わせを治せば顎関節症も治るんじゃないの?」
って疑問もあるかもしれません。
すなわち、
「顎関節症の治療が優先だとしても、それは歯列矯正で噛み合わせを治すことによって必然的に顎関節症も治るんじゃないの?」という意見です。
たしかに噛み合わせと顎関節は密接に関わっていて、その意見も一理あります。
僕は当時少なくともそう思っており、実際に医師の勧める顎関節治療(スプリント療法)よりも歯列矯正を優先してしまったのです。
ちなみに、僕が当時その持論を医師に伝えたところ、医師もその可能性は否定せず、少しはその可能性も示唆していました。
なので、メカニズムとしては間違っていないのです。
しかし、その考えはリスクが大きく希望が薄いというのが当時の医師の考えでした。
今思えば、歯列矯正を一刻も早くしたいがゆえの考えで、浅はかなだったなと感じます。
噛み合わせだけを治しても顎関節症は治らない
僕が先に歯列矯正をした結果、それでも顎関節症は治りませんでした。
その時点で、お前の当時の持論は、間違っていたことが証明されたというわけか。
うしくん、その通りだよ。
「噛み合わせを治すと、顎関節症治るんじゃね?」という考えは、実際に間違いだったということです。
僕と同じように、このような持論を持っていて無謀にも歯列矯正を優先しようとしている方は、ぜひこの失敗談を参考に踏みとどまってください。
顎関節というのは複雑で、筋肉や骨、噛み合わせなど複数の要因があって固まってしまっています。
この筋肉や骨の位置などしっかり治していかないと、本質的な改善にはならないのです。
噛み合わせだけを治しても、顎を正しい位置に戻すことは難しいんです。
顎の周囲の筋肉とかも長年かけて固まって関節の位置も固定されているわけですから、噛み合わせのみの治療では、根本的に顎関節症を治すことにはならないんですよね。
このことはしっかり理解していただければと思います。
歯列矯正後に顎関節症の治療をした人の末路
僕の場合は、歯列矯正後に顎関節治療(スプリント療法)をしましたが、それでも効果がありませんでした。
え?ここまできてそのオチ?
悲しいお知らせで申し訳ありません。
もし、僕の記事をここまで読んでくださったのであれば、
「やっぱり顎関節症のあとに歯列矯正をやろう!」という気持ちになっていたのではないでしょうか?
少しがっかりされたかもしれません。
でも、がっかりする必要はないです。
なぜなら、歯列矯正を先にしたからこそ、このような結果になってしまったのではないか?と僕は思っているからです。
僕自身、歯列矯正中に親知らずを抜きましたし、マッサージをしたり、と顎関節の位置が変化するようなことを顎関節治療の前にしていました。
親知らずの記事もありますので、この記事を読み終えたらでいいので、併せて読んでみてください。
なので、顎関節治療の効果がなかったのは、時系列を間違えたからこそ起こり得た可能性もあるということです。
そして、顎関節症治療(スプリント療法)を歯列矯正よりもあとにしたことで下記の2点が証明されました。
- 歯列矯正のみ(噛み合わせの改善)の段階では顎関節症は治らなかったこと
- 歯列矯正後のスプリント療法(顎関節症治療)では顎関節症も治らなかったこと
ここまでの体験談を聞くかぎり、顎関節症治療(スプリント療法)をあとにするメリットって見当たりませんよね?
まとめ
ここまで長く書いてきましたが、これさえ守ってくれればいいです。
それは
「歯列矯正よりも顎関節治療(スプリント療法)を優先すること」
です。
ここまで述べてきたように、顎関節症治療を歯列矯正よりも後にすることはデメリットしか思い当たらないのです。
顎や歯とは長期的に付き合っていくわけで、歯列矯正にも膨大なお金と時間をかけます。
一時の感情で歯列矯正に先走ってしまうのは、あまりにもリスクが大きいのです。
どうか僕のアドバイス(忠告)を真摯に受け止めていただければと思います。
顎関節症はさまざまな要因からくる病気のために専門家の人でも、言葉を詰まらせる人が多い印象です。
だからこそ不明瞭な部分も多く、悩んでいる人も多いのではないかと思います。
同じ顎関節症でも、個人差によって症状が異なると思いますし。
まぁ、ほとんどの医師は「歯列矯正よりも顎関節治療(スプリント療法)を優先しましょう」といってくれると思います。
過去の僕みたいに抗わず、素直にこの指示に従ってくださいね(笑)
なお、スプリント療法(顎関節症治療)についての体験談記事も書いていますので、参考にしていただければと思います。
最後に
いかがでしたか?
歯列矯正に踏み切る前、僕もかなり悩みました。
しかし、結局は誤った判断をしてしまい、かなり後悔しています。
過去の僕のように、「顎関節症を優先すべきか?」と迷っている方の力になりたいと思い、この記事を書かせていただきました。
やや冗長な文章になりましたが、気持ちが伝われば嬉しく思います。
ぜひ、しっかりと情報収集をおこなった上で、慎重に決断することをおすすめします。
最後まで読んでいただきありがとうございました☆
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