共通テスト世界史Bのおすすめ参考書はありますか?
1から独学で勉強して、9割取れるまでどれくらいかかりますか?
こんにちは、ルイです!
今回はこういった疑問に答えます。
この記事の対象者
・共通テスト世界史Bで9割取りたい人
この記事の内容
・世界史Bで9割取るためのおすすめの参考書や勉強方法を紹介
この記事を書いている人
・世界史の基礎学力0から独学で勉強
・2018年度のセンター試験世界史Bで満点取得
全部読むのが難しい方は、目次を利用して読みたい箇所だけ読んでください。
共通テスト世界史Bは独学3ヶ月で9割取れる
世界史Bですが、この記事で紹介する勉強法で取り組めば、独学3か月で9割取れます。
僕は世界史を一から勉強し初めて3か月が経ったころ、模試で95点を取りました。
経験からも「3か月の勉強で高得点は取れる」と断言できます。
半年で9割が理想の目標設定
ただ、僕の場合は膨大な時間を世界史につぎ込むことができました。
多くの受験生は、他の科目もあって世界史にたくさんの時間を割くことは難しいのではないでしょうか。
他の科目の対策も必要な方は、「半年で9割を取れるようにする」くらいの目標設定が現実的だと思います。
これはセンター試験の社会科目の得点です。
センター倫理の記事はこちら
世界史の模試で満点を取ったことはなく、いつも97とか95とかでした。
満点を取ることは本当に結構難しいです。
「半年かけて9割を取るぞ!」くらいのスタンスをおすすめします。
世界史は、勉強をしっかりすれば9割は確実に安定して取れる科目ですから。
世界史Bで9割取るためのおすすめ参考書
世界史Bを一から勉強する人におすすめの参考書は下記4つです。
- ナビゲーター世界史B(計4巻)
- 時代と流れで覚える世界史B
- 世界史年代ワンフレーズ
- 共通テスト世界史B過去問(河合塾)
世界史は量が膨大なので、ノートに書いて勉強する方法はおすすめしません。
必要な表や図解は上記の参考書にも載っています。
では、順番に解説していきます。
ナビゲーター世界史B(計4巻)
『ナビゲーター世界史B』は、”教科書をわかりやすく丁寧に解説した内容の参考書”になります。
教科書などでは情報が凝縮されすぎて、文章が硬すぎて頭に入ってこないですよね。
基礎から学習する方は、この参考書が良いでしょう。
世界史の勉強の第一ステップとして全体像を把握、つまり、流れを理解することが必要です。
ナビゲーター世界史Bのおすすめの勉強方法
基本的には、本文→付属冊子の順番で学習するといいです。
↓
読んだ単元を付属冊子で答えられるか確認する(答えられなかった空欄に×を入れていく)
実際、僕がこの学習方法で身を結んだので、効果は抜群かと思います。
1日に2~3単元を進めていくと、1冊1週間、4冊1ヶ月くらいで1周できます。
全体的な進め方としては、下記が理想です。
↓
2巻を2周
↓
3巻を2周
↓
4巻を2周
↓
(3周目)1巻→2巻→3巻→4巻
計3周ですね。
もし、1周目から1巻→4巻まで読んでいくと、途中で1巻の内容なんて忘れてしまっています。
”なるべく短期間のうちに同じ内容に接する”ことを意識して、取り組んだほうがいいんです。
ナビゲーターでの勉強は3周、付属冊子は5周くらいが理想です。
これで”全体概観の理解”ができ、用語もそれなりに定着しているかと思います。
これが終わったら次のステップにいきましょう。
時代と流れで覚える世界史B
この参考書の役割は、”用語の暗記”と”流れを理解”することです。
『ナビゲーター世界史B』が詳細な説明なのに対し、『時代と流れで覚える世界史B』は、簡略化されています。
役割としては、下記のイメージです。
・『時代と流れで覚える世界史B』=流れで覚える簡潔な用語集
『ナビゲーター世界史B』で全体的な概観を理解し、『時代と流れで覚える世界史B』で流れと用語を完璧に定着させるイメージですね。
『ナビゲーター世界史B』のあとであれば、用語もどんどん吸収していけるはずです。
個人的に世界史の中で最強の参考書だと思っています。
模試やセンター試験前にパラパラと見返す際に使う本は必ずこの本でした。
僕にとっては一番思い入れがあり、世界史の中で一番重宝した参考書ですね。
時代と流れで覚える世界史Bの勉強法
『ナビゲーター世界史B』→『時代と流れで覚える世界史B』と進むのが理想的です。
『時代と流れで覚える世界史B』は12章あります。
1日1章ずつ進めてください。そしたら、12日で終わります。
進め方としては、基本的に右ページの赤文字の用語を重点的に覚えていく感じです。
左ページ部分は、覚えなくても参考にするイメージでいいと思います。
答えられない、もしくは誤答してしまった問題には印✔をつけていきます。
印✔が蓄積されることで、自分の弱点が可視化できます。
『時代と流れで覚える世界史B用語』は最低、3周はしましょう。
『ナビゲーター世界史B』が終わってから、受験当日まで使用するのがおすすめです。
世界史年代ワンフレーズ
『世界史年代ワンフレーズ』は年号を語呂合わせで覚えるために使う参考書です。
メモ帳レベルにコンパクトでかなり薄いので、安心してください(笑)
具体的な年号がわかっていないと解けない問題もあります。
高得点を目指すのであれば、この参考書も持っておいたほうがいいでしょう。
世界史年代ワンフレーズの勉強法
語呂合わせなので何度も音読して定着させるのみです。
休憩時間の合間や、夜寝る前にちょこっとずつ進めていく感じでオッケーです。
『世界史年代ワンフレーズ』は、ナビゲーター世界史B終了から、受験までの期間使用するのがおすすめ。
しっかり覚えられるまで取り組めば大丈夫です。
共通テスト世界史B過去問レビュー(河合塾)
過去問は、河合塾の過去問(黒本)の方をおすすめします。
理由は解説が詳しいからです。
赤本の方が受験生感出て、絵にはなるかもですが実用性を重視したほうがいいです。
世界史に限らず、過去問は全て河合塾の黒本でいいと思います。
共通テスト世界史B過去問レビューの勉強方法
9割を目指すのであれば、各年度の過去問を全て解きましょう。
そして、、間違ったところはきちんと復習してください。
分からないことを減らしていくことが、過去問を解く意義であり、なんなら勉強の真髄です。
過去問を解くことは、”わからない問題は何か?”というのを確認するための作業です。
間違えた問題があったときは「ラッキー♪」くらいに思おう
なお、『世界史用語集』も手元にあると便利です。
『世界史用語集』は、世界史の辞書と認識してくれればオッケーです。
過去問は、『時代と流れで覚える世界史B用語』を1周程度したあとに取り組み、最低でも2周することをおすすめします。
9割ではなく満点を取りたい方はこの2冊も必読です。
世界史Bで満点を取りたいという方は、紹介してきた4冊では少し心配です。
追加で2冊紹介しておきます。
- ビジュアル世界史問題集
- 30日完成スピードマスター世界史問題集
ビジュアル世界史問題集
『ビジュアル世界史問題集』は、世界史の地図問題に特化した問題集です。
満点を狙うのであれば、1問も落とせないので『ビジュアル世界史問題集』は必須参考書です。
30日完成スピードマスター世界史問題集
こちらは学習の果たす役割としては「時代と流れで覚える世界史B用語集」と似ていますが、載っていない用語が掲載されていたりします。
薄く分量も少なく感じるよう作られているので、復習時にはもってこいです。
まとめ
ここでいったんポイントをおさらいしておきましょう。
世界史Bで9割取るためのおすすめ参考書
- ナビゲーター世界史B(計4巻)
- 時代と流れで覚える世界史B用語
- 世界史年代ワンフレーズ
- 共通テスト世界史B過去問(河合塾)
学習量の目安
- ナビゲーター世界史B(本文3周、付属冊子5周)
- 時代と流れで覚える世界史B用語(3周~上限なし)
- 世界史年代ワンフレーズ(覚えられるまで)
- 共通テスト世界史B過去問(各年度全問題2周)
おすすめの使い方
- ナビゲーター世界史B(最初の3か月)
- 時代と流れで覚える世界史B(ナビゲーター世界史B終了から受験まで)
- 世界史年代ワンフレーズ(ナビゲーター世界史B終了から受験まで)
- 共通テスト世界史B過去問(時代と流れで覚える世界史Bを1周してから受験まで)
こちらも僕が書いた受験に関する記事なので、良かったら読んでみてください。
その他おすすめ世界史の本
一般教養カテゴリーとしても人気のある世界史本を2つ紹介しておきます。
受験対策としては存在感が薄いですが、とても良書です。
世界の歴史
世界の歴史を漫画で学べるというコンセプトです。
本記事で紹介した中では、「一番楽しく世界史に触れられる」本かと思います。
受験対策として活用したいのであれば、ナビゲーター世界史の使用前もしくは使用後に一読するといいです。
導入前に読むと、勉強のハードルを下げてくれます。
または、受験勉強の息抜きに読んでもいいでしょう。
自分は受験勉強の休憩がてらに読んでいました!
一度読んだら絶対に忘れない世界史の教科書
『一度読んだら絶対に忘れない世界史の教科書』は公立高校の教師であるムンディ先生が2018年に出版した本です。
YouTube大学でおなじみの中田敦彦さんも絶賛しており、バカ売れしています。
評価が高いみたいだったので先日、購入して読んでみました。
評判通り良書でした。
本書は、年号や文化史など、細かい情報がなく、大まかな流れを掴むことができます。
自分が受験生だったら、間違いなく何度か読んでいる本です。
武田塾チャンネルでナビゲーター世界史との比較をしていますので、下記動画も参考にしたらいいです。
ただ冊子も付いていないですし、網羅性に欠けますので受験対策のメイン本として使用するのは危険です。
ナビゲーター世界史の代わりにはならないと思いますので、本記事の手順で勉強すれば大丈夫です。
独学が厳しいならスタディサプリ
本記事では独学を前提にお話してきましたが、独学はきつい部分もあり、向き不向きもあります。
独学以外で学習したいと考えている方には、スタディサプリをおすすめします。
世界史に限らず、講義が良質でとにかくコスパがいいです。
スタディサプリについては下記で書いています。
参考書と並行して取り組むのもいいですね。
また、スタディサプリで大学の資料請求を行うことで、高校生を対象に図書館1000円プレゼントもあるみたいです。
志望校の資料請求をしていない方はこの機会にぜひ!
世界史Bで満点を取った僕の学習量
最後に僕がどれだけ世界史を勉強したかを書いておきますね。
いかに僕が凡人か?を伝え、あなたに勇気を与える目的です。
僕は下記の分量で学習しました。
- ナビゲーター世界史B(本文5~6周、冊子15周)
- 時代と流れで覚える世界史B用語(5~6周)
- 世界史年代ワンフレーズ(3~4周)
- センター世界史B過去問(2~3周)
- 30日完成スピードマスター世界史問題集(10周)
- ビジュアル世界史問題集(5周)
- 世界史用語集(参照のみ)
てか、お前よくそんなの覚えてるよな、記憶力ぶっ飛んでんな
本当に記憶力が良かったら、用語集丸暗記してるよ笑
用語集は覚えなくていい
「満点を取るためには、用語集を全部覚えないと!」
っていう人いますが、そういう意見は無視してオッケーです。
センター試験(大学共通テスト)レベルなら、そこまで必要ないです。
僕も受験時、友人に上のセリフを言われましたが、用語集覚えずして満点取れました。
そして、記事の中盤でも書きましたが世界史を9割取るためであれば、僕みたいに勉強する必要はないです。
”まとめ”のところでお伝えしたように学習してくれれば、9割は取れるはずですから安心してください。
最後に
この記事が、世界史を勉強する上で参考になれば嬉しく思います。
世界史の勉強は範囲も広く、大変だと思いますが、頑張ってくださいね。
質問等、あればコメントお願いします。
では、最後まで読んでいただきありがとうございました☆
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